「映画って英語の勉強に役立つかな?」
「映画で英語を勉強したいときは、どうすれば良いんだろう?」
そのような疑問に答えます。
映画で英語を勉強することは非常におすすめです。なぜなら、楽しみながら勉強できたり、フレーズの実践的な使い方が理解できたりなど、メリットが多いからです。
英語の参考書などでフレーズを文字で覚えるよりも、実際に使われている映像を見ながらフレーズを覚えた方が、どんな場面で使えば良いのかが理解しやすくなります。
ただし、映画で英語を勉強する際には、注意したい点もあります。
そこでこの記事では、映画で英語を勉強するメリットや注意点、おすすめの映画などをお伝えします。
自宅で大好きな映画を見ながら英語力をアップさせたいのであれば、ぜひ続きをお読みください。
映画で英語の勉強を行うメリットは、以下の4つです。
一つずつお伝えします。
興味のある映画を選ぶことで、楽しみながら英語の勉強をすることができます。
英語に限りませんが、何かを習得する上で「楽しむ」ことは重要です。なぜなら、つまらないと続けることそのものが苦痛になるからです。
この記事の後半ではおすすめの映画を紹介しますが、もしあなたが好きな映画がありましたら、その映画の英語字幕版で勉強することをおすすめします。
映画で流れてくる英語音声を聞くことは、リスニング強化につながります。
なぜなら、たくさんの登場人物の発音が聞けるからです。例えば、イギリス出身の人物はイギリス英語を話しますし、おじいちゃんおばあちゃんはゆっくりとか細い英語を話しますし、様々なパターンの発音を聞くことができます。
英語の学習用音声とは違って、映画ではボソボソと聞き取りづらい英語が使われる場合もあります。
現実世界においてもいろんな発音の人がいます。映画でリスニング力を強化しておくことで、海外の方達と実際に話すときに聞き取りやすくなるでしょう。
映画で英語を勉強することで、フレーズの実践的な使い方が理解できるのも大きなメリットです。
参考書に書かれている文字だけのフレーズを覚えても、どんな場面で使うのが正しいのか、いまいち理解できない場合があります。
しかし映画では、そのフレーズを使う状況や感情の込め方、どんなニュアンスで発話するのかなど、映像を見ることでより実践的な使い方を学ぶことができます。
映画の話は、雑談の際の会話のネタとして使われることがあります。有名な映画や流行りの映画を観ておくことで、話が盛り上がるかもしれません。
映画は、英語の勉強になるだけではなく、会話を盛り上げるネタにもなるので一石二鳥です。
そのようにメリットのある映画ですが、勉強として活用する際にはいくつか注意点があります。
映画で英語の勉強を行うときの注意点は、以下の4つです。
学習効率を落とさないように、これらの注意点をしっかりと理解しておきましょう。
一つずつお伝えします。
映画で英語の勉強をする際は、興味がある映画を選ぶようにしましょう。
なぜなら、興味がない映画を選んでしまうと、途中で観るのが面倒くさくなってくるからです。それでは英語の勉強どころではありません。
そのため、ジャンルそのものが興味があるものだったり、好きな俳優や女優が出ていたりなど、何かしらあなたが興味がある映画を選ぶようにしましょう。
映画を観る時は、英語音声+日本語字幕で観るようにしましょう。
流石に英語音声で日本語字幕なしだと、なんと言っているのか分からず、効率の悪い勉強となってしまいます。
まずは字幕ありで勉強をスタートして、実力がついてきたら字幕なしにする、というステップを踏んでください。
映画は何度も繰り返し観るようにしましょう。
なぜなら一度観ただけでは、フレーズや英語表現などを覚えることが出来ないからです。また、たった一度観るだけではスムーズに聞き取れるようにはなりません。
複数の映画を観ることも良いですが、演者が話す英語を完全に真似できるくらい繰り返し観れば、あなたの英語力はアップするはずです。
なので、何度も何度も繰り返し観るようにしてみてください。
もしあなたが英語での会話力をアップさせたいと考えているのであれば、現代の日常シーンがある映画を選ぶようにしましょう。
なぜなら、映画によっては日常で使えない英語が使われていることがあるからです。
例えば歴史物の映画やファンタジー物の映画は、日常的に使えるフレーズが覚えられるかといったらそうではありません。
特に歴史物の映画は、使われている言葉が現代とは違う場合もあります。そのような映画で英語を覚えたとしても、実際の会話では通じないかもしれません。
もしあなたが会話力をアップさせたいのであれば、現代の日常シーンがある映画を選ぶようにしてみてください。
続いて、英語学習におすすめの映画をお伝えします。
先ほどお伝えしたように、映画で英語を勉強する際は、あなたが興味がある映画を選ぶことが重要です。
ただし、具体的にどのような映画を選べば良いのか分からないかもしれません。
そこでこの章では、おすすめの映画をサンプルとして紹介します。初心者向け、中級者向け、上級者向けとレベルを分けて紹介するので、あなたに合ったものを選ぶようにしてみてください。
それでは初心者向けの映画からお伝えします。
英語に自信がない初心者向けとしては、英語が聞き取りやすく、ストーリーが分かりやすい映画がおすすめです。
アナと雪の女王は、アカデミー賞を受賞したディズニー作品です。氷の力を制御できないエルサと妹アナとの姉妹愛が描かれたストーリーです。
会話スピードは若干早めですが、使われている英語は比較的簡単です。英語初心者でも何を話しているのか分かりやすいためおすすめです。
アナと雪の女王以外のディズニー作品は、基本的に分かりやすい英語が使われているため、興味があれば他の作品も観てみてください。
ホーム・アローンは有名なコメディー映画です。パリでクリスマスを過ごすために飛行機に乗り込んだ15人の大家族は、8歳のケビンを家に1人残してきてしまいます。みんなの心配をよそにケビンは留守番を楽しんでいたのですが、そこに2人組みの泥棒が現れる…というストーリーです。
8歳の子どもが主人公ということもあり、簡単なフレーズがたくさん出てきます。初心者におすすめです。
英国王のスピーチは、吃音(どもり)を抱える王が数々の演説を行うために、スピーチ矯正の専門家とスピーチの練習をしていく様子が描かれています。
特にスピーチシーンは英語が聞き取りやすく、速度も速すぎないため、リスニングの練習にはうってつけです。
ブリジット・ジョーンズの日記は、30代の独身女性を主人公とした、仕事や恋、ダイエットなどに悪戦苦闘しながらもポジティブに生きるさまを描いた作品です。
家族や友人、職場の人たちとの一般的な会話が多いため、英語での日常会話のスキルを高めたい場合におすすめです。また舞台がイギリスなので、イギリス英語の勉強にもなります。
フォレスト・ガンプは、トム・ハンクスが演じる青年フォレストの青春を描いた作品です。
フォレストが自身の人生を振り返るような回想シーンが多いのですが、とにかくトム・ハンクスの英語が聞き取りやすく、リスニングの勉強としてもおすすめです。
アップル・コンピューターを作った故スティーブ・ジョブズの人生を描いた作品です。
ビジネスシーンが多く、仕事で使うような用語も多数出てきますが、会話自体は比較的分かりやすく、聞き取りやすい内容となっています。
また、一時は世界一の時価総額となった会社を作り上げたスティーブ・ジョブズの考え方や成功哲学などにも触れられるため、ビジネスセンスを深めるという意味でもおすすめです。
プラダを着た悪魔は、ファッションに興味がない主人公の女性アンディが、一流ファッション誌のカリスマ編集長ミランダのアシスタントとなり、成長していく物語を描いた作品です。
ファッション関係の用語が出てきたり、ビジネス表現も出てきます。ただ、英語自体は聞き取りやすいです。ビジネス英語に慣れたい場合はおすすめです。
ソーシャルネットワークは、SNSのFacebookを作ったマーク・ザッカーバーグが主人公の作品です。
マークが大学生のころから、Facebookが著作権やプライバシーの侵害などについて訴訟されるまでが描かれています。
作中では大学での英会話やビジネス英語、法律関係の英語まで幅広く出てきます。英語のボキャブラリーを増やすという意味でもおすすめです。
以上、おすすめの映画をお伝えしました。
ただし繰り返しますが、あなたが興味がある映画で勉強するのが一番です。
なので、あなたが好きな映画や、好きな俳優や女優が出ている映画など、興味がわく映画を選んで勉強に活用していきましょう。
映画を使って英語を勉強することは、以下のようにメリットがあります。
とくに楽しみながら英語が学べることは、勉強において非常に重要です。つまらなければ、勉強は続かないからです。
おすすめの映画はこの記事の中で紹介していますが、あなたが興味がある映画を選ぶことが一番です。
あなたが興味がある映画を選び、英語の勉強の一環として観ていきましょう。一度では各フレーズや表現を覚えられないので、何度も観るようにしてみてください。