「TOEIC試験当日の時間割について知りたい」
「TOEICのリスニングとリーディングの時間配分について知りたい」
そのような悩みに答えます。
試験当日の時間割については、その日までに把握しておけば問題ありません。
しかし、試験中のリスニングとリーディングの時間配分については、あらかじめ理解しておき、公式問題集を解いて慣れておくことをおすすめします。
なぜなら時間配分に慣れておかないと、一つの問題に時間をかけすぎて、後半の問題を解く時間が足りなくなる可能性があるからです。
TOEICでハイスコアを狙うのであれば、この記事でお伝えする時間配分を参考にしてみて下さい。
まずは基本的な情報として、TOEIC試験当日の時間割や注意点などについてお伝えします。
※この記事でお伝えする「TOEIC」は、「聞く」「読む」技能を評価する「TOEIC® Listening & Reading Test」のことを指します。
TOEIC当日の時間割配下の通りです。
時間 | 内容 |
---|---|
11:45~12:30 | 受付 |
12:35~13:00 | 試験の説明・音テスト |
13:00~15:00 | 試験開始~試験終了 |
15:00~15:15 | 問題用紙・解答用紙の回収 |
15:15(予定) | 解散 |
上記の時間割は、TOEIC公式の「テスト当日のご案内」を参照しています。
以下、それぞれの時間に対する注意点などをお伝えします。
TOEIC当日の受付は、11時45分から12時30分までです。
遅刻は厳禁なので、事前に会場への行き方を確認しておいて、遅れないように注意しましょう。12時30分に近づくほど混雑する傾向があるので、早めに受付を済ませることをおすすめします。
また必要なものもしっかりと確認しておき、忘れ物がないかにも注意してください。
あらかじめ注意しておきたいのが、12時30分から試験終了の15時15分ごろまで、会場から出られないということです。途中でお腹が空いて集中力が切れないように、事前に食事をしておきましょう。お手洗いも済ませておくことをおすすめします。
別の注意点としては、会場に入る前にコーヒーやお茶類、エナジードリンク類などを飲んでしまうと、利尿作用によって試験中にお手洗いに行きたくなるかもしれません。
なので、TOEIC試験の前に食事をしたり、何かを飲んだりする場合は、それらのような飲み物は避けるようにしておきましょう。
12時35分から13時まで、試験の説明や音のテストが行われます。
試験について分からないことがあったり、音が聞こえにくいなどトラブルがあったりした場合は、挙手をして担当者に相談してください。
TOEIC試験は13時から15時まで行われます。
TOEIC試験はリスニング(Listening)パートとリーディング(Reading)パートに分かれています。リスニングパートは約45分で100問出題され、リーディングパートは約75分で100問出題されます。
TOEICで高得点を目指すためには、どの問題にどれくらいの時間をかけるのかという時間配分を意識することが大切です。
各パートに時間配分については後述します。
15時に試験が終了した後は、問題用紙や解答用紙の回収が行われます。まだ解けていない問題があっても悪あがきせず、すみやかに提出しましょう。
問題用紙と解答用紙の回収が終わった後、解散となります。
テスト結果が記載された公式認定証は、試験終了から30日以内にあなた宛てに届きます。それまで結果を待ちましょう。
ちなみにインターネット申込時にテスト結果のネット表示で「利用する」を選択した場合、試験日から17日後にインターネット上でスコアを確認出来ます。
以上、TOEICの当日の時間割についてお伝えしました。当日になって慌てないよう、あらかじめ時間割を頭に入れておきましょう。
続いて、テスト中のリスニング(Listening)パートとリーディング(Reading)パートの時間配分についてお伝えします。
先ほどもお伝えしたように、TOEICで高得点を狙うためには、リスニングパートとリーディングパートにおいて、それぞれどれくらいの時間をかけて解いていくかの時間配分を意識することが重要です。
もし時間配分を意識しないと、一つの問題に時間をかけすぎてしまい、全ての問題を解く時間が足りなくなってしまう場合があります。
なので、どのような時間配分で解いていったら良いか分からない場合は、この続きを読んで時間配分について理解しておきましょう。
またTOEICの勉強法の記事『英会話講師が教えるTOEIC勉強方法完全版』でお伝えしていますが、時間配分を意識してTOEICの公式問題集を解く練習をすることで、本番の試験でもうまく時間配分が行えるようになります。
なので、試験の時だけではなく、TOEICの公式問題集を解く際にもこれからお伝えする時間配分を意識してみて下さい。
リスニングパートの時間配分は、以下の通りです。
パート | 問題 | 問題数 | 時間配分 |
---|---|---|---|
Part1 | 写真描写 | 6問 | 約3分 |
Part2 | 応答問題 | 25問 | 約9分 |
Part3 | 会話問題 | 39問 | 約17分 |
Part4 | 説明文問題 | 30問 | 約16分 |
リスニングの全てのパートに言えることですが、各パートが始まる前に、そのパートの問題に関する説明と、回答の指示の音声が流れます。
すでにTOEICを受けたことがあったり、公式の問題集を解いたりしていれば、どのパートがどのような問題で、どのように答えれば良いかが分かっているはずです。
なので、説明と指示の音声が流れている間に、問題を先読みするクセをつけておきましょう。スコアアップにつながります。
続いて、各パートにおけるポイントについてお伝えしていきます。
Part1は写真描写問題です。6枚の写真があり、それに関する説明が流れます。先ほどもお伝えしたように、Part1に関しての説明や指示の音声が流れている間に、先に写真に目を通しておきましょう。
また、設問と設問の間は約5秒ほどの間隔しかないので、素早く答えていくことが重要です。万が一回答に時間がかかってしまった場合は、諦めて次の音声を聴くことに集中しましょう。
Part2は応答問題です。1つの質問もしくは文章と、それに対する3つの答えがそれぞれ流れます。Part1と同じで、設問と設問の間は約5秒ほどです。素早く答えていきましょう。
Part3は会話問題です。2人~3人の会話が一度だけ流れます。Part3は、設問が用紙に記載されているので、Part3の説明が流れている間に先読みしておきましょう。
設問と設問の間は約8秒間です。素早く回答し、次の設問を先読みすることがスコアアップのポイントです。39問あるので、いかに集中力を切らさないかも大事です。
Part4は説明文問題です。1人の話者が、英文を一度だけ読みます。その音声を聴いて、用紙の設問と4つの解答を読み、最も当てはまる1つの回答を選びます。
Part3と同じで、設問と設問の間は約8秒間です。素早く解答し、次の設問を読んで備えましょう。
リーディングパートはリスニングパートと違って、時間配分はあなた次第となります。
時間配分を意識しないと、一つの問題に時間をかけすぎて、後半の問題を解く時間がなくなる場合があります。
ただ、時間配分に正解はありません。理想は、何度も公式問題集を解いて、あなたなりの時間配分の感覚をしっかりと体に覚えさせることです。
しかし初めてTOEICを受ける場合は、どのパートにどれくらい時間を割けば良いか分からないかもしれません。そこで、以下の時間配分を参考にしてみて下さい。
パート | 問題 | 問題数 | 時間配分 |
---|---|---|---|
Part5 | 短文穴埋め問題 | 30問 | 約10分 |
Part6 | 長文穴埋め問題 | 16問 | 約11分 |
Part7 | 1つの文書 複数の文書 |
29問 25問 |
約54分 |
以下、各Partにおけるポイントをお伝えしていきます。
Part5は、短文穴埋め問題です。1問を約20秒で解き、約10分で30問を解いていくことが一つの目安となります。
他のリーディングパートよりも比較的簡単な内容なので、後半に時間を残しておくためにもなるべく早く回答していくのがポイントです。
とはいえ焦ると答えを間違えてしまうことがあります。冷静に、かつスピーディーに解いていきましょう。公式問題集を何度も解いて、慣れておくことをおすすめします。
Part6は、長文穴埋め問題です。不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最適なものを一つ選びます。1問を約40秒で解き、約11分で16問を解いていくことが目安です。
勉強法や解き方については別記事『英会話講師が教えるTOEIC勉強方法完全版』で解説していますが、リーディングは全文読む必要はありません。
答えが分ったらそこで読むのをやめて、次の設問に移っていくことが、素早く回答していくためのポイントです。
Part7は、1つもしくは複数の文章を読み、4つの答えの中から最適なものを一つ選びます。
1問を約60秒で解き、約54分で54問を解いていくことが目安です。Part6と同じで、全文を読む必要はありません。むしろ全文を読んでいたら、時間が足りなくなります。
なので最初に問題の質問文を見て、その後に長文を読み、答えが分ったら長文を読むのをやめて次の設問に移ることを意識することが大切です。
以上、各パートにおける時間配分についてお伝えしました。
TOEICでハイスコアを狙うためには、時間配分を意識することが大切です。時間配分を意識しなければ、後半の問題を解く時間がなくなってしまう場合があります。
なので、この記事でお伝えした時間配分を目安にしてみてください。また本番と同じように時間配分を決めて、公式問題集を何度も解いて慣れておきましょう。
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